1. 桜島は2つの火山が合体!
桜島は一つの山に見えますが、北岳と南岳の2つの山から成る複合火山です。北岳の方が古く、約26,000年前の桜島誕生から約5,000年前まで活動していました。その後、火口の位置が南にずれて、約4,500年前から南岳で活動が始まり、現在に至るまで続いています。
2. 山肌を見てみよう!
古い北岳は山肌が削られて荒々しく、新しい南岳は滑らかな山肌が特徴です。特に昭和火口(南岳の東斜面)は新しい噴出物で覆われているため、“つるつるすべすべ”に見えます。
3. 噴火によって育まれる緑
大噴火のたびに溶岩で埋め立てられ、岩だらけになりますが、そんな場所でも植物は新しい命を育みます。長い時間をかけて育まれる桜島の森はとても豊かです。
特に安永(1779年)、大正(1914年)、昭和(1946年)の3つの時代のが見られる有村海岸は、木々に覆われた古い溶岩と、クロマツや岩肌が新しい溶岩の植生が楽しめます。