2つのモデルコース

ご紹介するのは、桜島の観光スポットを巡る「桜島一周コース」と、桜島を間近で感じられる迫力満点の「湯之平展望所コース」です。
もちろん、桜島にはこれ以外にもたくさんの見どころがあります。
みなさんのお気に入りをぜひ見つけてください。

桜島一周コース

桜島を時計回りで海を眺めながら走るコースです。
約26,000年前の誕生以来、17回の大噴火を繰り返してきた桜島の歴史を自転車で走りながら体感できます。
桜島一周の醍醐味と達成感が味わえます。

【距離】36km
【所要時間】3~4時間
【コース概要】
レインボー桜島・桜島ビジターセンター→藤野アコウ群→新島ビューポイント→黒神埋没鳥居→桜島口→有村溶岩展望所→林芙美子文学碑→赤水展望広場→烏島展望所→出発地点へ

湯之平展望所コース

桜島の島内で一般の人が入れる最高地点の「湯之平展望所」(標高373m、北岳4合目)を目指すコースです。長い坂道はクロスバイクはギアを、E-バイクは電動アシストをうまく使うと快適に登れます。

【距離】10km
【所要時間】2時間

桜島サイクリングがもっと楽しくなる!
桜島の豆知識

1. 桜島は2つの火山が合体!
桜島は一つの山に見えますが、北岳と南岳の2つの山から成る複合火山です。北岳の方が古く、約26,000年前の桜島誕生から約5,000年前まで活動していました。その後、火口の位置が南にずれて、約4,500年前から南岳で活動が始まり、現在に至るまで続いています。

2. 山肌を見てみよう!
古い北岳は山肌が削られて荒々しく、新しい南岳は滑らかな山肌が特徴です。特に昭和火口(南岳の東斜面)は新しい噴出物で覆われているため、“つるつるすべすべ”に見えます。

3. 噴火によって育まれる緑
大噴火のたびに溶岩で埋め立てられ、岩だらけになりますが、そんな場所でも植物は新しい命を育みます。長い時間をかけて育まれる桜島の森はとても豊かです。
特に安永(1779年)、大正(1914年)、昭和(1946年)の3つの時代のが見られる有村海岸は、木々に覆われた古い溶岩と、クロマツや岩肌が新しい溶岩の植生が楽しめます。

4. 桜島大根と桜島小みかん
桜島には二つの世界一があります。世界一大きい「桜島大根」と、世界一小さな「桜島小みかん」。どちらも初冬から冬が旬の農産物です。桜島大根は漬け物で、桜島小みかんはソフトクリームやジュースなど、旬以外でも楽しめます。スーパーマグマロードには桜島大根の形をした街路灯も。見つけてみてくださいね。

5. お墓に屋根が!?
火山と共に暮らす桜島の人たちにとって、降灰は日常生活の一部です。島内では屋根のあるお墓が見られます。また、幹線道路沿いには、もしもの時に備えて、噴石を避けるための避難壕があります。

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